雑感アウトプット

アニメ、映画、漫画、小説、学術書等々の雑多な感想の書き残し。

なぜ言語化するのか

いつまで続くか分かりませんが、ブログとやらを書いてみます。
当面の方向性は、アニメを中心に諸々の創作に対する感想を書き残すこと。
これまではこうした「雑感」の場をTwitterに求めてきたのですが、いかんせん字数制限が煩わしいので、それならばブログを利用しようと思い至った次第です。

それではなぜ感想を書き残すのでしょうか。言い換えれば、どうして心の中に思ったことを言語化する必要があるのでしょうか(厳密には“必要性”などないのかもしれませんが)。
私が思う1番の理由は、「1度で2度美味しいから」です。

創作に触れるなかで、その表現技法あるいは表現内容に大きく、場合によっては取り返しのつかないほどに心が動かされることは少なくありません。
しかし、どれだけその感動がビビッドなものであっても、鑑賞直後は漠然とした、まとまりのない感情としてしか意識されないのがしばしばです。
もちろんその漠然とした感動も大事でしょう。本質的に一回性に満ちた、言わば「心の財産」です。

ですが、その感動に「言語」というフィルターを通して整合性を付与するのもまた一興だったりします。
何となくで捉えてきた作品の魅力を改めて別の視点から観察する。あるいは自分の胸にしまってある想いを理性的に分析する。これらのプロセスを経て新しい作品の解釈や楽しみ方が見いだせたとき、同じ作品から得られる「財産」は2倍になります。
これが「1度で2度美味しい」所以です。

まあ上に書いたことは半分理想論ではあるのですが、もう半分は真面目に考えています。
ですので、ぼちぼちと実践しながら楽しみを増やせたらと企図する次第です。